生産者の声

布を裂いて横糸にし手織りする裂織（さきおり）。裂かれた布の風合いが柔らかな手触りとなり、細く裂かれた布は絣の糸となり、織り上がった裂織の布は唯一無二の模様となります。
津軽では裂織を津軽弁で「さくり」といいます。江戸時代中期から作られていた津軽裂織、江戸時代は藍染木綿の古布を裂いて織り、生地が厚くしっかりと織られているため、風や水に強く丈夫で保温性に優れています。
1978年から裂織を織始め、2005年津軽裂織は青森県の伝統工芸品に指定、2006年に村上あさ子が津軽裂織伝統工芸士に認定、2008年に村上始が伝統工芸士に認定されました。